阿佐田 哲也

石附硝子の本棚 阿佐田哲也

 

高校の時に、「麻雀放浪記」を読みながら、”いかさま積み込み”の練習をした記憶があります。
そんなある日、放課後友達の家で恒例の麻雀が始まりました。私は積み込み爆弾を仕込み、自分の山に来たときに役満の手が出来上がるという凄技をやってました。その時、後ろで見ていた友達が、積もる度に役満に近づくのを見て、引っ繰り返ったのを覚えています。

今でもたまに麻雀をする時があるのですが、昔とった杵柄は一切通用せず、毎度泣きながら帰ってくる始末でありました。

<おすすめの一冊>「麻雀放浪記」(角川書店)

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