筒井 康隆

石附硝子の本棚 筒井康隆

 

初期の作品はハチャメチャ小説のオンパレードでした。

高校の時に「俗物図鑑」や「農協月へ行く」等を読んでいましたら、突然親に本を没収されました。その当時、素行の悪いバカ息子に相当悩んだ親は、悪の根源を虱潰しに叩いていったところの行動だろうと推測されます。確かに、その当時の高校生には刺激的な本でありました。

そんなある日、親が、代わりにこれを読めと持ってきた本が、吉川英司の「宮本武蔵」でしたが、いまだ1ページも開かれぬまま本棚に眠っています。そろそろ読もうかな・・・。

<おすすめの一冊>「薬菜飯店」(新潮社)

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